安全性 : 平和と安定の国

 

第三千年紀への歩み

 

チュニジア: 北アフリカ、地中海の国家

古代カルタゴの継承者。戦士にして政治家であったハンニバル生誕の地。ローマ帝国とのカルタゴ戦争において象でアルプスを越え、彼は歴史に名を刻んだ。

寛容なイスラム教解釈が生まれた地。幾世紀に渡って種々の文化が互いに交わり潤しあった中心の地。

芸術家、詩人、映画製作者に等しくインスピレーションを与えた美しい魅惑の地チュニジアは、一大観光地となっている。

今日チュニジアは、健全かつ進歩的な人材開発政策によって国家がいかにして天然資源の限界を超えて発展し得るかということを示している。

チュニジアの歴史はまた、穏健・開放性・改革の伝統に基づき発展を続ける民主主義の歴史でもある。

この歴史の重要章は198711月7日に記された。

この日、ゼイン・エル・アビディン・ベン・アリが独立後第二代チュニジア大統領となった。指導者となり、彼は自信と希望を回復した。

憲法上の移行期に際して、新大統領は政治的正当性の源泉たる国民主権への強い信念を表明した。

ベン・アリはチュニジアの将来的方針を立案し、同国でしばしば「変革」と呼ばれる新たな(国家)建設計画に着手した。これは民主的な統治システムの創出を意味するとともに、全国民が成長と近代性の恩恵を分かち合えるようになることも意味していた。

これは国家が地球規模的競争の課題に取り組み、先進国のレベルを熱望するために適切な環境を創り出すことを意味した。

この課題事項の基本的構成要素は、段階的に適正に実施されている。

初期優先事項には「法の支配」の永続的な実現のために必要な改革も含まれていた。大統領の終身的地位は廃止され、代わりに三期の期限が設けられた。「国家保安裁判所」も廃止された。また、法の合憲性の監督にあたる憲法議会が設立され、行政責任を保証する諸機関が設立された。

さらに、憲法司法改革は政治的多元主義を強力に根づかせた。

3つの新党が誕生した。

選挙法の改正により、議会における野党議員の最低議席数が確保された。これにより、野党は1994年に独立後初の議会参加を果たし、1999年には議席の20パーセントを獲得するに至った。

建設的かつ活発なやりとりによって、議会討論の論調や手法が変わり、野党はすべての議題についてその意見表明が可能となった。

憲法改正により、独立後初めて複数の候補者による大統領選が可能となった。

190を超える国内の出版物において多様な見解が表明されており、ジャーナリストの保護と表現の自由の奨励を目的として文書名誉毀損規則が改正された。

チュニジアの放送業者が開発した番組に加え、海外の番組も放送または衛星放送受信用アンテナを通して提供されている。

映画、舞台、その他の芸術表現形式のいずれを問わず、創造的自由によってチュニジア人現代アーティストが地域・世界において活躍している。

新しい情報技術(IT1996年以降急速に発展した。

すべての学校、研究機関、公立図書館を早急にインターネットに繋ぐ作業が進行中である。

教育改革の結果、学齢期児童の就学率は男女ともに約99パーセントに達した。就学は16歳まで義務づけられている。

改革ではさらに教材の内容に焦点を絞り、訓練コースは男女平等、人権、寛容といった普遍的価値を重視している。

また、学生には科学技術と外国語の分野でさらに高度な訓練が提供されている。

社会全体として、すべての生活領域における男女平等の促進と女性の参加向上を目的として、いくつかの改革が着手された。

進取的遺産を基礎として、女性の地位を男性の真の、かつ対等なパートナーの地位にまで向上させるために新たな措置が取られた。

女子学生は教育の全レベルにおいて全学生の実質半分を占めるようになった。

内閣、議会、すべての地方議会において女性は重要な役割を果たしている。1987年以降、20以上の女性団体が新たに設立されている。約2000の事業が女性により経営されている。

教育・意識の向上は家族計画プログラムと育児改革を後押しした。

今日、統計上の人口増加率はわずか1.1パーセントとなっている。さらに主要な病気に対する児童のワクチン接種率はほぼ100パーセントとなっている。

チュニジアの医療慣行は大幅な進歩を遂げた。国立病院や診療所の医師は日常的に心臓・骨髄移植手術を実施している。

貧しい人々に対する特別配慮はベン・アリ大統領の社会政策の中核である。

キーワードのひとつに「連帯」すなわち相互扶助がある。

貧しい人々、不利な立場の人々に特別な配慮が注がれている。

貧困率は人口中わずか4パーセントとなっている。

貧しい人々に益するプロジェクトへの寄付金注入のための「国家連帯基金」がベン・アリ大統領により設立された。

同様の連帯の精神は、もう一つの機関「チュニジア連帯銀行」によっても奨励されている。同銀行は小規模事業主や新卒者にマイクロ・クレジットの供与を行っている。

チュニジアの人口の3分の2が中産階級と見なされている。

水・電気の供給は事実上普及している。

チュニジア人の約80%が家を所有している。

車、電話、その他の装身具等の基本的な日用品の普及は、チュニジア国内の全地域において、もはや原則となっている。

構造改革プログラムの成功により、ダイナミックな市場経済が軌道に乗った。1987年以降の平均成長率が5%を上回る点は「チュニジアの奇跡」と呼ぶ海外のオブザーバーもいるほどである。

また、チュニジアは外国企業の経営者をも引きつけている。実際、2100社を超える外国企業がチュニジア国内で設立されている。同国のもつ安定性、高い競争力の投資環境、近代的なインフラストラクチャー、さらに十分に訓練された労働力等、多くの利点がこれらの企業を引きつけているのだ。

農業は生産性向上と用水管理の効率改善の恩恵に浴している。

自然環境の保護と動物種の保存を目的として、国立公園と自然保護区が設立された。

輸出の伸びは経済競争力の強化を反映している。事実、チュニジアは地中海南方の国家として初めてEU(欧州連合)との連合協定に調印した。2007年までにEC(欧州共同体)との自由貿易地域が実現される予定である。

海外歴訪や国内における世界的指導者達との会談、さらに国際フォーラムでのイニシアチブを通じて、ベン・アリ大統領は諸国間の協力と貿易を一貫して提唱し続けている。

世界平和、特に中東・アフリカ和平を強く希求する声は、新しい寛容な国際的文化と諸国間の対話を必要としている。貧困と戦うための世界連帯基金を求めるベン・アリ大統領の声は幅広い支持を得た。

豊かな過去に立脚し、今日のチュニジアは、明日の課題に立ち向かい他者をも潤し続けるその力量に自信を抱いている。

 

安全性 : 平和と安定の国

日本の調査会社Japan Security Support (JSS)20011月に発表したレポートによると、チュニジアは他国と比べても安全な国であると評価されています。(危険度ランク : スペイン 31;チュニジア 34;タイ 37;モロッコ 38;アメリカ 44;エジプト 45;トルコ 52;アルジェリア 75)。チュニジアは、近隣諸国と友好的な関係を保っています。

 

                                         

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